一閑張作品のメンテナンス

普段のお取り扱い

基本 竹・木をベースに和紙と布で出来ております。軽くてとても丈夫です。あなたの楽しい毎日に沢山お供させていただければと思います。籠の中にあずま袋や風呂敷などを入れてご使用になることをお勧めします。籠も中に入れる物も保護し、カタカタ音がすることもありませんし、中も見えません(美貼yオリジナルのリバーシブル携帯ポケット付きあずま袋もご用意しております)。柿渋等を塗布し防水・防虫・防カビは施してありますが、水と火と圧力は苦手です。もし雨などに濡れた場合はすぐに こすらず優しく水滴をふき取って下さい。そして乾燥した状態でしまって下さい。

メンテナンスについて

愛着を持って沢山使っていただけば、大切にお使い頂いていてもいろいろな補修が必要になってくる時があります。そんな時、しまい込んでしまったり、捨ててしまったりしないで下さい。一閑張作品は基礎の籠などが潰れてしまっているなどではない限り、手を加えアップサイクルしてまた新たな気分で使い続けられます。往復の送料と諸経費はかかりますが、美貼y作品のメンテナンスは可能な限りお引き受けします。

簡単な自分で出来るメンテナンスを下記に紹介いたします。その他、持ち手の替え、自分では無理そうなダメージのメンテナンスのご相談、ご依頼は 問い合わせフォームからお願い致します。

《基礎的なメンテナンス》

必要な物:無臭柿渋、和紙

状態:5年使い続けた一閑張のバッグ、よく出し入れする淵のところが剥げて、下貼りが見えてきてしまいました。

メンテナンス: 上のダメージのあるところに貼る和紙を選びます。ここでは下の柄に合わせてデザインしたような色を選んでみました。大きさを合わせて和紙をしっかりと貼って乾いたら、上から柿渋を塗ります。乾いたらもう一度塗りましょう。せっかくなので淵を一周全部塗って補強しておきました。この時に気を付けることは、柿渋がだらだら垂れないようにして下さいね。まだら模様になってしまいます。



《あちこちダメージのメンテナンス》

必要な物:無臭柿渋、和紙

状態:お気に入りで使い続けた一閑張バッグ。持ち手の近くの角の所が2か所すっかり剝げています。バッグの側面の角が、かなり擦れています。持ち手のワックスコードが随分使い込んだのでささくれてきています。

メンテナンス:持ち手の近くのひどく剥げている所には、あえて全く違う和紙を貼って新たなアクセントにしました。上のメンテナンスと同じように2回柿渋を塗って仕上げます。側面の擦れと持ち手のささくれは、柿渋を2回塗ってあげるだけで大分色も状態も落ち着きました。持ち手は、応急処置なので、次回は新しい持ち手に替えてあげなければいけませんね。